vol.1【「言葉による表現」は偉大なる自然にも挑む。 「言葉にならない、出来ない」は今後封じましょう】

まず、画像を見て下さい。

これは地元でも有名な、国宝・重要文化財ともなっている、ある神社境内の御神木の大銀杏です。
樹齢800年とも言われる大木に、黄色く色付いた葉も、辺りをゴールデンカーペットで埋め尽くす落ち葉達も、圧巻…本当に見事です。

さて、唐突ですが…
①この画像を見てどんな感想を持ちましたか? 
②この画像にタイトルを付けるとすれば、どんなタイトルにしますか?
この二つの問いに対して考えて頂きたいのですが…ただし条件があります。

①では「綺麗、美しい、素晴らしい…」など、いわゆる「月並み」感想の禁止。また、言葉にならない…的な感想も禁止です。

特に「言葉にならない、出来ない」的な表現も今後、封じて下さい。
それは自然の偉大さに、自分の「言葉による表現」の敗北を意味します。
「言葉による表現」は、自然にも挑んでゆくのです。

②のタイトルへの条件も、日付、場所の名前などの「月並み」は禁止です。

これからは素晴らしい風景、絶景と出会った時…に限りませんが、貴方の心に何か、僅かでも感動させる場面と出会った時に、
「うわ〜、綺麗だ。まるで○○が○○に○○している時の様だ」と、比喩で考える習慣を付けて下さい。
「まるで○○の様だ」ですね。
これが感性と表現力を磨く訓練の入口です。

子供の頃は、誰でももっと「まるで○○みたい」と口にしていたと思います。その頃の純粋な気持ちに戻ってみましょう。
世界のすべてを見てゆく時にですよ。

ちなみに僕の比喩感想は、
「まるで、偉大な指導者が民衆の前で演説し、群衆は湧き上がり平伏してる様だ」
タイトルを付けるとすれば
〜Mother  and  Children〜です。

正解などはありませんが、「言葉にならない、言葉に出来ない」と逃げずに必ず表現してゆく事です。

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文霊 〜フミダマ〜

言葉に言霊 文に文霊 ポエム、エッセイ、ドキュメント、ノベル… 長文に短文、そのジャンルに合わせて、 素敵な感性と叙情詩溢れる表現力を磨いて、豊かな文作能力を身に付けたい物です。 そんな表現能力向上委員会のページです。このブログは。